意外な日本人の海苔食文化
海苔といえば、日本の食卓に欠かせないものとして、昔からなじみ深い食材の一つですよね。
最近では、世界的な和食ブームということもあり、お寿司には欠かせない海苔の需要も、随分と増えているといいます。
ところが、フランスのロスコフ海洋生物研究所が公表した研究結果によると、海苔を消化できるのは日本人だけと発表され、驚いた方も随分といるかと思います。
正確には、海苔を消化できる腸内細菌を持つ日本人が特に多いという話です。
これは、古来より、海苔を食べてきた日本人の習慣に起因しているものです。
牛乳や乳製品を摂取する習慣がなかった日本人に、7割の乳糖不耐症がいるのも同じ理由です。
海苔の種類
海苔の種類には、大きく分けて生海苔やつくだ煮と、生海苔を板状に乾燥させて作る海苔があります。
乾燥海苔の中にも、火であぶった乾燥海苔、そして食卓で一番多く食べられている味付け海苔があります。
味付け海苔は、醤油と砂糖を主に味付けした加工海苔です。
おかずが足りない時でも、気軽にご飯を食べられ、おにぎりも最適なことから、家庭では一番人気と言えるでしょう。
ほかにも計上により、切り海苔やもみ海苔、刻み海苔などがあり、飲食店などでチラシ寿司やどんぶりものなどに用いられています。
また、お隣り韓国特産の韓国海苔も人気で、お酒のつまみやおやつに良いと、お酒のついでに買って行かれる方も少なくありません。
海苔は業務スーパーで買うのがお得
海苔は価格帯も広く、手ごろな味付けのりから、贈り物用の高級海苔まで実に様々なタイプがあります。
世界的にみても、日本は古来より海苔が食べられていましたが、もっぱら生海苔やつくだ煮などが主流で、現在のように板海苔が生み出されたのは、江戸時代の頃といいます。
とはいえ、8世紀初頭に編纂された奈良時代の「常陸国風土記」並びに、の「出雲国風土記」に海苔が特産品だったとの記載があることから、それより以前から食されていたことがよくわかります。
手軽なおやつにおかずにと、日本人には特に身近な海苔ですが、無くなるのはとても早いとお嘆きのご家庭の主婦もいらっしゃることでしょう。
そこでおすすめなのが、お徳用サイズの多い業務スーパーです。量が多いので、たっぷり食べられるのがよいですね。
海苔を使ったレシピ
改めて考えると、海苔は海草だけあってその栄養素も豊富なんです。
特に、ビタミン類は多く含まれており、海草に含まれているビタミンCは、熱にも強いという特徴を持ちます。
また、ミネラルや食物繊維も豊富で、海苔の1/3は食物繊維であるため、美容や健康にももってこいの健康食品といえます。
保存状態が悪ければ、湿気やすいという欠点がありますが、そんな時はつくだ煮にしてしまえばOK。
海苔を使ったレシピとしては、サラダやあえ物のようなトッピング、めん類などに入れてもよし。
また、てんぷらの衣に入れると、香りのよいてんぷらを揚げることができます。