コーヒー豆の基礎知識
私たちは一般知識として、コーヒー豆と呼んでいますが、正確には豆ではなくコーヒーの実なんです。
コーヒーの実は、コーヒーチェリーと呼ばれるほど赤い果実で、利用され始めた起源はいまだよく分かっていません。
現在のように、焙煎コーヒーになる前は、現地の住民がそのまま種子をかじり、薬効を利用してたといいます。
その後、焙煎した豆から、抽出したコーヒーが登場したのは、13世紀以降と見られています。
コーヒーの木の原産地は、アラビカ種がエチオピア南西部の高地。
そして、多くの野生種がアフリカ大陸西部から中部、そのほかマダガスカル島と周辺諸島にかけて分布しているとされています。
コーヒーの種類
コーヒーの効能が知られるようになると、コーヒーは全世界に広まっていくようになりました。
品種改良も進んでいたため、現在ではアラビカ種を中心に、200種類以上があるとされています。
コーヒーの種類の種類は、原産地によって大きく三つに分けることができます。
『アラビカ種』
・世界のコーヒー生産量70%から、80%を占めるアラビカ種は種類も豊富で、ブラジル/コロンビア/スマトラ/モカ/ブルーマウンテンなどが、よく知られています。
『ロブスタ種』
・ベトナムで主に生産されており、苦みの強さとカフェイン量の多さから、ベトナムコーヒーやインスタントコーヒーの原材料として使用されています。
『リベリカ種』
・マレーシアやフィリピンなどで生産されていますが、流通量は1%から3%ほどでしかありません。
コーヒーは業務スーパーで買うのがお得
朝の忙しい合間、お湯さえあれば、気軽に飲めるインスタントコーヒーもよいのですが、本格的コーヒーを味わいたいのであれば、やはりそこは焙煎コーヒー豆の出番となります。
2015年には、コーヒー豆の値上がりで、コーヒーがこのまま高騰するのではないかいった懸念がありましたが、現在は価格的には下落傾向にあり落ち付いてきました。
とはいえ、インスタントコーヒーよりも高価な焙煎コーヒー。コーヒー愛好家にとっては、少しでも安く飲みたいものです。
そこでおすすめなのが、コーヒー豆は業務スーパーで買うのが、断然お得という点です。
業務用とはいっても、400g前後がほとんどで、価格も安いことから、コストパフォーマンス的にはかなり優れています。
コーヒーの飲み方のバリエーション
コーヒーの飲み方としては、日本ではサイフォン式とドリップ式がよく知られています。
現在主流は、ドリップ式の方で、ドリッパーとフイルーとさえあれば、お湯を注ぐだけで簡単にコーヒーを飲むことができます。
また最近では、家庭用のエスプレッソマシンも安価になってきたため、ご家庭や職場でエスプレッソマシンを楽しむ風景も見られるようになってきました。
コーヒーの飲み方は、案外多いもので、ダッチコーヒーと呼ばれる水だしコーヒーは、8時間かけて一杯のコーヒーを作り出します。
ほかにも、専用の小鍋で水と砂糖をコーヒー豆と一緒に煮るトルココーヒーなどもあります。